2016年11月28日月曜日

私にとっての一番の親切心

先日、お客様のご様子を伺いに、ご入居先のホームへ行かせて頂きました。
ご入居の当初は、新しい生活に戸惑われ、周囲にも拒否感を示されることがあったようですが、今ではすっかりホームでのご生活にもなじまれ、一緒におしゃべりしたりアクティヴィティに参加したりするようなお仲間も作られていらして、私も本当に安堵しましたし、とても嬉しくなりました。


そもそもご入居をご検討されるお客様、ご家族様方は皆様それぞれに様々なご事情を抱えて弊社にご相談にいらっしゃいます。
ご本人様であれば「出来るならずっと住み慣れた自宅にいたい」、ご家族様であれば「自分たちが介護することが出来れば」などの思いは皆様お持ちでいらっしゃいますが、様々なご事情によりそれが叶わない為に有料老人ホーム等へのご入居を検討され、ご相談にいらっしゃるのです。
そのご事情や思いを少しでも汲み取って、ご入居される方にとってもご家族様にとっても「ここに入居して良かった」と思って頂けるようなホームをご紹介させて頂くことが、私の役割だと思って日々の業務に臨んできました。
それでも、ご入居されるご本人様にとっては精神的にも身体的にも負担は大きなものですし、心からご納得してご入居頂けるとも限りません。むしろ余計なことをして、と恨まれているのではないだろうかと不安になり落ち込む時もありましたし、そんな時には、私の仕事はお客様にとって役に立っているのだろうか、親切心とはいったいどういうことだろうかと考えてしまうこともありました。

ですが、こうしてご入居後に落ち着かれてご生活されているお客様のお姿を拝見出来ることが増えるにつけ、そういった迷いや不安を私が抱いていてはいけないと考えるようになりました。そんな気持ちになっているくらいなら、もっともっとお客様の人生をお聞かせ頂いて、ご家族様の思いをお聞かせ頂いて、例えご本人様に拒否感を示されたとしても「ここなら大丈夫ですから」と自信をもってお勧めできるようになることが、私にとっての一番の親切心だと思うようになったからです。
まだまだ試行錯誤の連続ですが、これからもその気持ちをもって頑張ろうと思います。


新宿相談室  遊佐 理真