今回は、私の家族のお話しをさせて頂きたいと思います。
私の弟が生れる時、私は愛媛県に住んでいた祖父母の家に半年程預けられました。
とても可愛がってもらったので、自然とおじいちゃんおばあちゃんっ子になりました。
私が小学校の頃には、一緒に住むようになり、三世代一つ屋根の下で暮らしていました。
その大好きなおばあちゃんが、今年の2月で100歳を迎えました。
今まで、私の父が在宅にて、介護サービスを利用しながら生活のサポートをしていましたが、
要介護5となり、介護負担が大きくなったことから、施設入居をすることとなりました。
10年以上お世話になっているショートステイ先の特養に入れることになったのです。
私もこのような仕事をしているもので、父からいろいろと相談されることがあり、
とても印象に残っている言葉があります。
『家で介護をしていると、どうしても言葉がきつくなってしまうことがある。
そんな時は必ず、なんで優しく出来ないのだろうと自己嫌悪に陥ってしまう。
自分も同じように歳を取っているから、体力的にも精神的にもきつくなってきた。』
在宅にて一生懸命介護をされている多くの家族の方が感じていることだと思います。
家族みんなが集まり食事会を行いました。
その日は、おばあちゃんの施設入居の日でした。
父から頼まれ、私の運転でおばあちゃんを施設に送りとどけることになりました。施設に到着し、去り際に手を振ると、
おばあちゃんは手を振り返してくれました。
帰りの車の中で、父と二人で少しだけ泣きました。
初めて、自分の家族を施設に入居させる立場に立った時、
施設入居にあたって、さまざまな葛藤や感情があることを、
身をもって感じることができました。
同時に、私達の仕事の責任の大きさも改めて思い知ることとなりました。私達の仕事は、施設を探すことではない、
幸せのお手伝いをすることなんだと、強く胸に刻みました。
今度、子供達を連れて、おばあちゃんに会いに行こうと
思います。