2018年10月3日水曜日

「 喪 失 感 」


サ高住の物件担当を拝命し

早いもので一年が経った。


入居は、目まぐるしい動きが多かったが、

対象となる方が自立なので

退去の動きはほとんどない。



そんな中、お盆過ぎに連絡が入った。


「主人が亡くなりそうだから…」

 とのことだった。


お言葉をかけようとしたら、

「亡くなったら口座が使えなくなるから]

   すぐ私のものにかえてほしい!」

私は、銀行側の手続きには

多少の時間を要する旨の説明をしたら、

「いいからなんとか早くして!」

ちょっと対応に困ってしまった。


ご主人は、こののちにお亡くなりになった。





その後、口座変更や部屋移動の

手続きでお会いしても、

なにかそっけない態度が続き、

自身の対応に問題があったのか?

とても気になっていた。




暫くして、

退去立会でお会いした際に、

新居に通していただいた。

退去精算等々のお話から、

自然とご主人様の話になり、

馴れ初めや教員時代の話など、

いろいろとお聞かせいただいた。

その流れで、お亡くなりになった

時のことを事細かに話を続けられた…。



いままでそっけないと思うことが多く、

戸惑う場面が多かったが、

この話をされながら


「悲しい…」「寂しい…」


と涙ながらに

語っておられる姿から、

そのどうしようもない

喪失感を乗り越えるが故のものだと

わかった。




入社以来、親切心を持って

行動することを意識して

やってきたつもりではあったが、

このお客様のお気持ちを

察することが出来ずに

対応していたことに

深く反省した。



しかし、お客様のお宅を出るときに

なんとも形容しがたい笑顔を

見ることができたのは、

私にとって唯一の救いだった。




埼玉ロイヤル 東 哲治郎

10年ぶりの再会


 こんにちは。大宮相談室 大熊です。

 先日、10年ぶりに我が家の恩人に会いました。
長女が5歳の時の事です。スイミングスクール中、腹痛が起こり、いつもと様子がおかしいので即、病院に連れて行きました。
腹痛が治まらず、そのまま緊急入院となりました。夫と私は暫く病院を行き来する毎日が続きました。
次第に容態は落ち着き回復に向かい、3ヵ月入院となりました。下の子がまだ2歳で、両方の親が面倒を見てくれましたが、遠方の為、難しい時も多くありました。
その時、声を掛けて下さったのが隣人でした。子供達が遊んでもらってる小学生女の子2人のお母さんです。
自分のお子さんの授業参観に一緒に連れて行って下さったり、ご飯を食べさせて下さったり・・時には私まで夕飯をご馳走になりました。下の子はトイレトレーニング中でしたのでオムツ取りまで終わらせて下さいました。「子供が一人増えて楽しいわ」といつも笑顔でした。その笑顔にどれ程救われたか。本当に感謝してもしきれない大切な恩人です。
 ご主人の転勤で北海道に引っ越されてからは会っておらず、用事でこちらにいらっしゃるというので家族皆で会いに行きました。
 子供達の大きくなった姿を見て、大変喜んで下さいました。離れていても、いつも心の中に思いが強くあります。大切な恩人です。

       

2018年10月2日火曜日

「痛み」を知る事

大宮相談室の中村です。

今年も早いもので、朝夕に冷え込みを感じる時期となりました。
秋と言えば「食べ物が美味しい季節♪」でもあり、琥珀色に色づく草木の変化を愛でながら食べ歩きを楽しむ日々が続いております。

つい先日、疼痛管理(ペインクリニック)を業とする友人と、毎年欠かさずに通っているショコラビュッフェに行ってきました。

後で振り返ると…カカオの豊潤な香りを感じる空間の中、平日の昼間から延々とチョコレートを食べ…アルコールを飲みながら様々な「麻薬」の話をする二人組は少し異質…だったかもしれません(笑)が、その会話の中で、友人が終末期患者の希死念慮(自分の死について語る・願う)に対する心掛けについて語った内容が印象に残ったので紹介します。

※然るべき時期を察した終末期の方は、誰かと話したい、その時と向き合う自分を受け止めて欲しいという合図である事を察し、その話題を避ける事の無い対応が求められる。
その方の発する言葉に耳を傾け、その言葉の奥にある「心の声」に関心を向ける意識を持ち続ける事。
そのためには、その背景となる「痛み(心と身体)の本当の重さ」を知っていなければならない…(たぶんこんな感じ)

我々、ロイヤル入居相談室も、相談者が求める金額・場所・サービスについての要望に応えるのは当然ですが、相談者自身が気づいていない主訴(本当のニーズ≒心の声)を引き出すのが「相談員」だと認識しております。

まだ道半ばの現状ですが、業務を通じて少しでも多くの「幸せのお手伝い」が実現出来るよう、邁進して参ります。


嬉しかったこと。


こんにちは、大宮相談室の伊藤です。先日、昨年秋に施設へ入居されたお客様へ久しぶりのアフターフォローでお伺いした時のことです。

 入居された時は、他入居様と距離を置かれており、一人でいることが多かったため少し心配でした。入居後1ヶ月、3ヶ月にも伺うと、少しずつですが、施設の雰囲気や生活にも慣れてきて、他入居者様との距離が近くなっていきました。行事に参加されている写真や施設職員さんからも少しずつ打解けている話を伺い、嬉しくなったことを覚えています。
今回は入居されて約1年が過ぎようとしていたため、どのように変わられたか、大きな期待と少しの不安を持って伺いました。結果から言いますと、大きな期待が大当たりでした!施設長から日々の様子を伺うと、入居時に比べ、他入居者様と交流することが増え、行事等にも沢山参加されているとのことでした。不安材料がなくなっており、安心して生活されていました。
施設を提案する際に色々なこと(施設の雰囲気や施設職員さんの対応力等)を検討し、お客様が幸せになれると思った施設を紹介しました。約1年を経て、お客様が幸せになっている姿を見たり話を聞いたりすると、とても嬉しく、相談員冥利に尽きます。
これからも、お客様の幸せのお手伝いができるよう頑張って参ります。


我が家の癒し系

大宮相談室の田邉です。
最近は暑さが落ち着き、外出も気軽にできるようになってきました。
我が家のペットであるうさぎたちの散歩にも楽しく出かけております。
うさぎの散歩というと大体の方にびっくりされるのですが、うさぎにお散歩は必要です。
ケージから出してストレス解消の効果もありますし、外出に慣れさせるためにもやっておくと飼いやすくなります。

先日、いつものように散歩のために公園へ出かけ、原っぱで2羽を遊ばせていました。
すると小学生くらいの姉妹から「撫でてもいいですか」と聞かれました。
どうぞと言うととても楽しそうにうちのうさぎたちと遊んでくれました。
特に妹ちゃんの方はうさぎを触ったのがはじめてだったようで、「ふわふわで気持ちい」と言ってとても喜んでくれました。

思えば犬や猫以外の動物とふれあえる機会は動物園などに行ったときしかないのかもしれません。
小さな女の子たちの癒しのお手伝いができて何よりの体験でした。





大谷選手のゴミ拾い

ごきげんよう。大宮相談室の河野です。

二刀流のスーパースター「大谷選手のゴミ拾い」がアメリカで話題に
なっています。大スターが、グランドやマウンドやベンチの落ちて
いるゴミを頻繁に拾う事がアメリカ人には、とても新鮮に映っている
様です。メジャーベンチのゴミは、テレビ観戦をしている私も気に
なっていましたが、国民性だから仕方がないと思っていました。
大谷選手が、記者のインタビューに答えた「ゴミ拾い」の理由ですが…
「一つ一つの小さな運、せっかく誰か他人様が自分の運を捨てたから、
そのゴミについている本来その人の運を自分が成り代わってもらって
あげよう!」素晴らしい考え方だと本当に思いました。
ゴミを拾うと、そのゴミを捨てた人の「強運」を拾うことができる!!
だから、二刀流が誕生できたのだと思いました。
私は日々の愛犬の散歩中に、悲しいかな犬のウン(運)を拾わない
飼い主さんがいらっしゃいます。あなたの犬の「ウン」を拾えば、
「運」がつくぞと思いつつ、大谷選手を見習って一日初めの親切心、
せっせと運を拾っております。

2018年10月1日月曜日

どなたかの人生に関わる仕事をするということ

こんにちは。
大宮相談室 サ高住ユニット 落合ひとみです。

入社して早くも7か月が経ちました。
ロイヤルに入社して初めてのお客様は、あるサ高住にご入居なさった T様です。
ご親族のほとんどが市内にお住まいで、ご入居後も頻繁に娘様ご一家、お孫さんご一家が来訪なさっていて、
お夕食をご一緒にとられたり、微笑ましく羨ましいくらい仲良しのご一家です。
8月末の納涼祭には、ひ孫さまもいらっしゃって(4世代が一堂に!)、その場全体が明るく賑やかになりました。
T様は食の細いかたで、偏食もありましたがご入居後は少しずつ食べられるメニュウが増えて、血圧も正常値になり、ご一家で喜ばれていました。
そんな嬉しいお話をお目にかかるたびに伺っていたのですが、ある日、娘様から「退去して自宅に戻ります」というお電話が。
「もともとお試しでこちらに入ったので。」
と娘さまはお父様の前でのお電話ではおっしゃいました。が、その後のお電話でわかったのは、実はE様は重いご病気なのでした。
すぐに私は飛んでいきました。
が、逢わせては頂けませんでした。
「逢ったらきっと落合さん泣いちゃうから。」と娘さまはおっしゃいました。
確かに、たった二週間前に楽しくお喋りしたT様からは、そんなに重篤なご病気であるとは想像もつきませんでした。
「でもここで素敵な時間を父は過ごせたから。もうお目に掛かれないかもしれないから今お礼を言わせてね。ありがとうございました。」
とおっしゃって頂けました。

それから、たった3週間も経たない日、
Tさまは天に召されました。
こうして書いていても、まだ信じられない気持ちで一杯です。

「素敵な時間を過ごせた」と娘さまにおっしゃっていただけました。
それはTさまの言葉でもあったと思いたいです。
このことを胸に深く刻んで、私の仕事は、どなたかの人生に関わる深い仕事である、ということを強く認識しつつ、良い仕事をしていきたいです。