先日外出先で、周囲を見渡して、何かを探している様子の、大きなキャリーバッグを持った一人のご高齢の男性がいらっしゃいました。はじめはご家族かご友人を探されているのかな、待ち合わせかな、と思いそのまま通り過ぎようとしました。でも、どうしても何か気になる、どこか不安げな様子が見て取れたので、思い切って話しかけてみました。
「どうかされましたか?」
すると男性は、
「タクシー、タクシー」
と単語のみ。
タクシー乗り場を探されているようでしたので、インフォメーションの方に場所を伺い、タクシー乗り場までご案内しました。
案内中、少しお話を伺うと、
アメリカで生まれ育った2世とのこと。
お孫さんの所に遊びにきたこと。
日本語は殆どわからないこと。
人がいっぱいで迷ってしまったこと。
お話しをしているうちに、タクシー乗り場に到着しました。
ほんの数分でしたが、その男性を見送ったときの「ありがとう」とおっしゃってくださった笑顔を見て、思い切って話しかけて良かったなと、ほんのりと心が温かくなりました。
神奈川ロイヤル
垣内