2015年10月24日土曜日

お引越し

先日、あるご夫婦が高齢者住宅に移り住むお引越しのお手伝いをしました。


そごうの9階にある相談カウンターに奥様が来られたのは約1年前でした。
認知症のご主人のお世話を5年ほど続けてこられたそうで、いわゆる
老老介護です。
お子様もなく、頼れる親戚縁者もなく、途方に暮れて、唯一救いだったのは
担当のケアマネージャーがとてもよく相談にのってくれていた点です。


それでも在宅介護が限界に近いことは、お話を聞き始めた瞬間から感じられる
ほど、奥様は疲弊されていました。


ご主人の身体はとても元気で、外出もよくされていただけに、なかなか住み替え
への決断ができずにいましたが、自立の奥様も同じ建物に住める介護施設が
みつかったことで決心がつき、いよいよ転居、当然お引越しのお手伝いも
させていただく流れになったわけです。


引越しって、やっぱり大変ですね。
ヘトヘトになります・・・


自分自身、10年前に札幌から葉山に転居した際も大変な思いをしましたが、
体力や判断力の低下からか、当時よりもはるかに辛く感じました。


ましてや80代後半の老夫婦にとってのそれは、いくら人の手を借りたとしても、
精神的なストレスと肉体的な消耗が計り知れないものなのだと、
今さらながらに実感しました。


だからこそそこからの生活が、今まで以上に豊かなものでなければ、
絶対いけないのではないかと、思わざるをえません。


「先日」と書きましたが、もちろん1日で全てが済んだわけではなく、
都合1週間ほどかけて、処分するもの、運び込むもの、新たに買い足すもの、
もろもろの解約・契約・変更手続きなど、クリアにしなければならない雑多なことが
山ほどでてきました。


最近ようやく落ち着き始めたところです。


奥様にも穏やかな笑顔がみられるようになりました。


来月には、念願の友人との海外旅行も予定しています。


ご主人の様子も波はあるものの、少しずつペースをつかめてきているようです。


思い切って住み替えてよかったと感じていただけるよう、
これからも少しだけお手伝い(おせっかい?)させていただこうと思っています。






神奈川相談室(そごう横浜店)
小松 剛